篠山の農家さんと私たちを繋ぐ場を作りたい! 「スナックにしき恋」
こんにちは!にしき恋です!
今回は「スナックにしき恋」の活動をご紹介したいと思います!
未曾有の事態
未知のウイルスによる前代未聞の危機は私たちの生活を一変させました。
にしき恋も3月のはじめからサークル活動の自粛をし、4月には神戸大学から正式に課外活動の禁止が発表されました。
神戸大学によると、6月末までは課外活動をすることができません。設立して以来毎週篠山で活動をしてきたにしき恋にとって3ヶ月以上も篠山に行けないことは本当につらいことです。
早く篠山に行きたい!
農家さんのことが心配!
メンバーは当たり前の活動が急に無くなってしまい、誰のせいでもないこのやり場のない想いを感じていました。
今だからこそにしき恋を考えよう!
農業ボランティアというにしき恋の根幹の活動ができなくなってしまった私たちですが、このままじっとしているわけにはいきません。
刻々と状況が変化する中、その時その時で私たちにできることは無いのかというものを考えてきました。
nishikikoi-sasayama.hatenablog.com
(にしき恋が実施したオンライン追いコン)
この記事を執筆した時からもどんどん状況が深刻になっていく中で、にしき恋の活動を見直す機会になったことは事実です。
農業ボランティアはできなくなってしまったけど、
何かできることはないか?
篠山に行けなくてもできることはあるだろうか?
活動を止めない方法はなんだろう?
オンライン
コロナウイルスの影響で外出が減り、家にいることが多くなりました。そこでオンラインという言葉が注目されるようになりました。
YouTubeでアーティストが音楽ライブを配信したり、飲食店がオンラインでメニューを販売したりと、オフラインでの活動をオンラインで代替するコンテンツが増えてきました。
その際、気をつけなければならないことはオフラインのすべてのサービスがオンラインに置き換えられないということです。
YouTubeのサカナクションのライブ配信で盛り上がることはできるけど、実際にライブ会場に足を運ぶほうがやっぱり楽しいし、オンライン飲み会も良いんだけど、やっぱ居酒屋で他愛もない会話ではしゃぎたい。
オンラインで何ができるだろうか?にしき恋の活動を振り返り、篠山に行けない状況でもできることはきっとあるはず。にしき恋の根幹の活動である農業ボランティアについて詳しく考えてみることにしました。
農業ボランティアを考え直す
農業ボランティアの価値について再考します。
1農作業
私たちは労働力を提供することができます。
農業している私たちは労働力を提供していると思いながらやってるメンバーは少ないと思います(純粋に農業が楽しくてやってます)が客観的に見て労働力を提供できていると思います。
残念ですが、篠山に行けない以上農作業をお手伝いすることはできません。
2農家さんとメンバーのコミュニケーション
農ボラの魅力といえば農作業の合間の会話です!
メンバーの最近あったことや悩みを農家さんに聞いてもらったり、逆に人生経験豊富な農家さんからためになる話を聞いたり。
私たちも農家さんから元気をもらうし、農家さんからも学生と話していると元気をもらえる!という声を聞いています!
とにかく農家さんとのおしゃべりは本当に楽しいんです!
3農家さんとにしき恋との信頼関係の形成
先程も少し触れましたが、にしき恋は8年間毎週農業ボランティア活動を行ってきました。
農業ボランティアに行き続けることで農家さん(地域の方)との信頼関係を築いてきました。この関係は初代のメンバーの方々からにし恋に関わってくれた人全員で作ってきたものです。
1回の農ボラでは感じることが無いかもしれないけど、俯瞰的に見るとその1日1日がにし恋と農家さんとを繋ぐ大きな出来事なのです。
オンラインで篠山と繋がる
上にあげた2と3はオンラインでもできそうだなと思いました。私たちは篠山の様子や農家さんの様子がすごく心配ですし、私たちの元気な様子を農家さんに伝えたいと強く思っていました。
それは何かメッセージ性のあるものである必要は無いし、いつものようにまったりとおしゃべりができれば十分だと思いました。
実際に篠山に行けないけど、農家さんとメンバーの間でビデオ会議システムを利用してならコミュニケーションがとることができます。
(いわゆるオンライン飲み会のようなもの)
そこで考えた企画が「スナックにしき恋」です!
にしき恋が普段お世話になってる農家さんにお越しいただき、毎回「スナック◯◯さん」という感じで名前をつけます!(農家さんが主役感!)
にし恋メンバーは好きな農家さんが参加する回に応募して参加する形にしました!
この企画をねっている時に考えた課題は、
1 農家さんはPCを持ってない方が多い(どうやってビデオ会議システムで繋がるのか)
この課題はすぐに解決できました。西紀南まちづくり協議会(まち協)の透さんにお手伝いしていただき、まち協のPCを使用してオンライン通話をすることにしました。
農家さんに僕たちの顔がはっきりと見てもらうためにプロジェクターも使用することにしました。
こちらは最初に書いたイメージ図。
2 普段の農ボラの時のように農家さんとメンバーとの温かい空気間を再現できるか
どうしても画面上での会話になるので、間や表情が伝わりにくかったりします。農家さんはおそらく初めての経験だと思うので、喋りにくいかもしれません。スナックという名前にしたのはなるべく農家さんにリラックスして参加してほしいからという面もあります。
また、会話をスムーズにするためにし恋メンバーの希望が多かった時は開催を2回にわけるようにしました。(筆者の「6人以上のオンライン飲み会疲れる説」に基づく。)
感謝
本日(6月5日)までに計6回「スナックにしき恋」を開催しました。
うまく会話がはずむかなんて心配は無用でした。近況報告から始まり、参加したメンバーはみんな楽しく農家さんとお話しできました!あるときには農家さんから持ち込みの企画を用意してくれたこともあって本当に嬉しかったです!
各農家さんからはこの期間中に農業には特に影響がないこと(逆に天気が良すぎて休む日がないらしい笑)や早く元気に農業ボランティアに来てほしいなーとおっしゃっていました!
(ある日のスナックにしき恋。毎回最後に行っている記念撮影の様子)
みなさんがお変わりなく元気で活動されていることにまずは一安心。それと同時に早く篠山に行きたいという気持ちがますます強くなっていきます。
毎回終わった後、農家さんから「良かった!」という声を頂いてるみたいで本当に嬉しいです!農家さんから元気をもらえたと言ってもらえるのですが、逆に私たちも農家さんから元気をもらえております!!
参加してくださったみなさん本当にありがとうございます!そしてこれからもよろしくおねがいします!
この企画はにしき恋が農業ボランティアに行ける時がくるまで継続していこうと思います!
農家さんとにしき恋の関係
コロナウイルスに襲われる経験はしんどいこともあったけど、やはり学ぶことも多かったです。にしき恋の活動を振り帰り、オンラインでできることは何か・オンラインで置き換えることのできない活動は何かを考える事ができました。
スナックにしき恋を通して農家さんとメンバーのコミュニケーションの大切さ・活動を止めないこと(継続すること)の大切さを再認識できたと思います。
農業ボランティアに行けないという前代未聞の事態となりましたが、この経験は地域の方と学生との関係性を考える良い機会になったのではないでしょうか。
最後になりましたが、リハーサルや地域の農家さんとの調整・ビデオ会議のシステム調整・そして毎回「スナックにしき恋」を見守ってくださった透さん。感謝しても感謝しきれないくらい様々なことをしてていただきました。本当にありがとうございました!
私たちにしき恋は体調管理に一層気をつけながら、また篠山に行ける日を心待ちにしたいと思います!
(編集:しゅーと)
にしき恋HP
nishikikoisasayama.wixsite.com
https://twitter.com/nishikikoi2013
にしき恋に参加してみたい方はこちら
https://line.me/ti/p/iHbepNf7yS