9月8日(日) 第4問 次の文章を読んで以下の問いに答えよ。[配点50点]
【本文】
我赤林檎也。
今日ハ超晴、最高暑。
毛穴ヨリ出流汗、滝如。
農家サン皆稲刈二多忙ナリ。
三回生冨田共二恒田サンノ所デ稲ノ脱穀ス。
本日ノ洋菓子ハ、生乾酪。
濃厚カツ程良酸味。
残念、我並冨田、携帯電話ヲ南・暑・客間ニ忘。則、写真無。
今宵、本気狂十連泊ニオケル主要祭、流素麺ヲ行フ。
具材ハ素麺、竹輪、腸詰、赤茄子、タコ焼、乾酪蒲鉾、モヤシ、オクラ、桃、蜜柑、鉈デ此処。
此処デ、西紀恋デノ流素麺規約ヲ制定ス。
以下二之を記ス。
一、須素麺攻姿勢デ狙
二、不可タコ焼流
三、須竹輪穴限狙
四、須素麺流者ノ角質迄味
鉈デ此処、初食。
薄暗光其体。水流乗、半透明四角宝石ヲ掴、難儀。
滑表面ノ宝石ヲ口入、一噛二噛。
溢甘、蒟蒻様食感。鳥肌立。
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【現代語訳】
私はあかりんごである。
今日はめっちゃ晴れ。あっつい。毛穴から汗がマーライオン。
農家さんは稲刈りで忙しい。
3回生の冨田と恒田さんのところへ行く。
作業は稲の脱穀であった。
本日の洋菓子はレアチーズケェキだった。
濃厚カツの程良い酸味がとても美味しい。
(後の研究で濃厚カツのカツは揚げ物ではなく並列の接続詞ということが分かった。)
残念ながら私も富田も携帯電話(この時代はおそらくスマートフォンだろう。)を忘れてしまったため、写真はない。
そして今宵は、マジキチ10連泊における流しそうめんの日であった。
具材はそうめん、ちくわ、ソーセージ、トマト、タコ焼、チーズかまぼこ、もやし、オクラ、桃、蜜柑、ナタデココであった。
ここで、にしき恋での流しそうめんの規約を制定した。
以下にこれを記す。
一、そうめんは攻めの姿勢で取るべきである。
(当時書かれた文献においても、待ち伏せして取るのは美しくないとの記述が多く見られる。)
二、タコ焼きは流してはいけない。
(「タコ焼きを流せばうまい証なし」タコ焼きを流しても美味しい明石焼きにはならないということわざがある。明石と証がかかっている。)
三、ちくわは穴のみ狙うのがよい。
(ちくわの中心を一発で突くと、ご縁があると言われている。)
四、そうめんを流す者の角質まで味わうのがよい。
(そうめんを流すものへ感謝を忘れるなという意であろう。)
私は、ナタデココというものを初めて食べた。
薄暗い中で光る物体。水に流れてくる四角い半透明の宝石(ナタデココ)を掴むのは非常に難しい。
滑らかな表面の宝石(ナタデココ)を口に入れ、一噛み、二噛み。
溢れ出る甘みと蒟蒻のような食感に感動した。
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【解説】
農ボラにスマホを持って行こう。